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高市早苗氏、連立政権拡大を模索:国民民主党との連携視野に

自民党新総裁の高市早苗氏が、首相就任を前に国民民主党との連携を模索。公明党との関係にも新たな展開。政権基盤の強化に向けた動きが本格化。

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新首相就任前から連立拡大へ動き出す

自民党の新総裁に選出された高市早苗氏は、日本初の女性総裁として、来週の首相就任を前に、連立政権の基盤強化に向けた動きを加速させています。

高市氏は、伝統と革新の両立を目指す新たな政治体制の構築に向けて、国民民主党との連携を視野に入れた協議を開始。玉木雄一郎代表との会談では、積極的な財政出動や減税政策、外国人労働者に関する規制強化など、共通する政策課題について意見を交わしました。

公明党との関係に緊張感

一方で、1999年から続く自民党と公明党の連立体制には新たな課題も浮上。公明党の支持者から、高市氏の保守的な政策路線に対する懸念の声が上がっています。

公明党の斉藤鉄夫代表は、"党の支持者から大きな不安と懸念の声が上がっていることを率直に伝えた。それらが解消されなければ、連立政権の維持は困難"との認識を示しました。

市場の反応と経済政策

高市氏の首相就任決定を受けて株式市場は上昇を見せましたが、大規模な財政出動への懸念から債券利回りも上昇。こうした中、鈴木俊一前財務相の幹事長起用は、市場への配慮を示す人事として受け止められています。

今後の展望

高市新政権は、衆参両院での安定多数の確保を目指し、新たな連立の枠組み作りを模索。伝統的な保守路線を維持しながら、より広範な政治基盤の構築に向けた取り組みを進めていく方針です。