台湾の有力電子部品メーカー、ヤゲオ（2327.TW）は16日、芝浦電子（6957.T）に対する株式公開買い付け（TOB）の期限を10月3日まで延長すると発表しました。当初の期限は9月18日でした。
企業価値向上に向けた両社の協業
この延長は、芝浦電子がヤゲオのTOBについて、企業価値の向上に資するとして正式に賛同を表明したことを受けたものです。芝浦電子は株主に対して応募を推奨する方針を示しています。
シナジー効果への期待
ヤゲオは、「芝浦電子が両社の協業によって実現可能なシナジーを認識し、日本の製造業の伝統と革新を体現する芝浦電子とその従業員の明るい未来に向けて前向きな姿勢を示したことを嬉しく思う」とコメントしています。
今後の展開
ヤゲオは5月9日からTOBを実施しており、この度の期限延長により、両社の企業価値向上に向けた取り組みがさらに具体化されることが期待されています。日台企業間の協力関係強化の象徴的な事例として、産業界から注目を集めています。