新潟の菓子メーカー、ブルボンの看板商品ルマンドを高級菓子として再構築した「Un BOURBON(アン・ブルボン)」が、2026年10月21日から大丸東京店1階イベントスペースに期間限定で関東初出店し、11月3日まで販売が続けられている。
ルマンドは1967年の発売以来、多くの日本人に親しまれてきた菓子であり、その軽やかな口当たりは世代を超えて愛されてきた。マイナビニュースの報道によれば、今回の催事では発酵バターを使用した「クラフト ルマンド クリスプ」や冬季限定の「クラフト ルマンド ル・ショコラ」など3種類が並ぶ。
「2時間行列」の大阪と違う東京の現状
「Un BOURBON」の店舗は普段、新潟でしか購入できない。2026年3月の大阪出店の際には2時間を超える行列ができたと伝えられており、東京でも同様の混雑が懸念された。
しかし、実際に平日の予約を試みたロケットニュース24の取材記事によれば、事前の覚悟ほど激しい争奪戦ではなかったという。同店では10時から13時の時間帯がデジタル入場整理券による事前予約制となっており、大丸・松坂屋のウェブサイトから前日22時以降に申し込める。
取材に当たった同メディアの記者は、翌朝8時頃に確認したところ、すべての時間帯にまだ空きがあったと報告している。なお、13時から13時30分頃を目安に整理券なしのフリー入場へ切り替わる予定とのことで、予約を逃した場合でも当日の訪問には機会がある。
実際に購入した2品の味わい
同記者が今回購入したのは、次の2品である。
- クラフト ルマンド フロランタン Op.001 キャラメリゼ(6本入り1380円)
- クラフト ルマンド ル・ショコラ Op.001 カカオ(2本入り1280円)
フロランタンは、クラフト ルマンドの生地に直火焚きキャラメルとアーモンドを組み合わせた商品だ。記者の感想は率直だった。
「おぉ~フロランタンだけど、ちゃんとルマンドだ。シンプルにおいしい!」
クッキー生地を使った一般的なフロランタンより軽く、甘さも控えめだと評価。口に残る余韻も含めて好ましいと述べている。
冬季限定ショコラは1本640円
一方、10月21日に販売を再開した冬季限定の「クラフト ルマンド ル・ショコラ Op.001 カカオ」については、より複雑な感想が示された。カカオ、ベリー、抹茶の3種類が用意されており、記者はカカオを選んだ。
チョコレートの存在感が強く、その内側からサクサクの生地が現れる構成はおいしいものの、生地本来の軽やかさを求める者にとってはチョコレートがやや勝っているという。1本640円という価格についても、記者は「いろんなことが頭をよぎる」と正直に記している。ただし、チョコレート自体の味わいは劣らないと明確に添えており、あくまで生地志向の好みの問題だと強調している。
高級化の中で問われる「いつものルマンド」の価値
高級菓子としてのルマンドという試みは、日本の菓子づくりの技術と誇りを示すものとして注目に値する。素材を吟味し、一つひとつ丁寧に仕上げる姿勢は、我が国のものづくりの伝統に通じる。
一方で、こうした高級路線の展開は、コンビニの棚に並ぶ「いつものルマンド」の存在価値をあらためて浮き彫りにする。販売動向の調査記事でも取り上げられているように、ルマンドの魅力はその手頃さと気軽さにこそある。
取材した記者自身も、高級版を食べ終えた後に「いつものルマンドのすごさ」をかみしめたという。あのサクサク感をお手頃な価格で楽しめることのありがたさを感じ、落ち着くのは結局、いつものルマンドかもしれないと締めくくっている。
大丸東京店での販売は11月3日まで。営業時間は10時から20時で、10時から13時は整理券が必要となる。東京駅に直結した同店で、新潟の味わいを確かめる機会は、残された期間わずかである。
よくある質問
Un BOURBONはいつまで東京で買える?
大丸東京店での期間限定販売は2026年11月3日まで。常設店舗は新潟にある。
整理券はどうやって取る?
大丸・松坂屋のウェブサイトから前日22時以降に申し込む。10時から13時の入場には整理券が必要で、13時頃以降はフリー入場に切り替わる予定。
1本あたりの価格は?
冬季限定のクラフト ルマンド ル・ショコラは2本入り1280円で、1本640円にあたる。フロランタンは6本入り1380円。
