大食いタレントのギャル曽根さんが、11月2日放送の日本テレビ系「有吉ゼミ」の大食い対決で敗れ、一部の視聴者から「やったー」と歓迎するかのような声が上がったことが話題となっている。かつて圧倒的な食べっぷりで称賛を集めた「絶対女王」が、いまや敗北を望まれる存在へと見る目を変えられている。
「有吉ゼミ」はこの日、「秋の爆食祭り4番勝負」と題して大食い対決を放送した。ギャル曽根さんは1戦目の鶏肉盛りパスタプレート3.4キロをアイドルグループ・OWVの佐野文哉さんとの接戦の末、42分16秒で完食した。2戦目の餅入り冷しゃぶうどん3.2キロも48分19秒、3戦目の巨大サーモン親子丼3.1キロも44分50秒で食べきった。
ところが4戦目で形勢は傾いた。海鮮ちらし寿司3.2キロをめぐり、お笑いコンビ・カゲヤマの益田康平さんと最後まで競り合ったが、先に完食したのは益田さんだった。ギャル曽根さんは残り一口、二口まで迫りながら、わずかな差で勝利を逃した。スポーツ報知も「負けた!ヤバい!」と絶叫するギャル曽根さんの姿を伝えている。
「やったー」…黒星を待ち望む声
放送後、X(旧ツイッター)には意外な反応が寄せられた。
2週連続で有吉ゼミの大食いでギャル曽根負けて楽しい
やっっった! ギャル曽根負けた! やっっっったぁぁぁ!!
このように、女王の黒星を待ち望んでいたかのような投稿が相次いだのだ。前週10月26日の放送でも、ギャル曽根さんは3.2キロの大盛りマーラータンをめぐる勝負で、トータルテンボスの藤田憲右さんに先を越され、悔しさを露わにしていた。
「2週連続敗北」は実は錯覚だった
ただし、この「2週連続敗北」という見方は、実態とは異なる。Smart FLASH(光文社週刊誌)の報道によれば、11月2日の放送は過去の対決を集めた総集編だったという。パスタ対決は今年3月9日、うどん対決は2025年7月7日に放送されたもので、親子丼とちらし寿司の対決もそれぞれ今年4月の別の回での放送だった。結果として、前週に続いて女王が敗れたかのような見え方になったという。
いずれにせよ、視聴者の受け止め方に変化が生じているのは確かだ。圧倒的な食べっぷりを称賛される存在から、「負け」を期待される役回りへ。番組を支えてきた立役者が、いわばヒールの立場に立たされている。
なぜ女王は「ダークヒーロー」になったのか
芸能プロダクション関係者はSmart FLASHに対し、その背景をこう分析する。
「番組人気を引っ張ってきた立役者が、負けることを望まれる『ダークヒーロー』のような役回りになってしまいました。これまでギャル曽根さんは、負けず嫌いな振る舞いや直球発言などで度々炎上してきました。その結果、視聴者のなかにはギャル曽根さんに負けてほしいと考える人が出てきたのでしょう」
真剣に食に向き合う姿勢そのものは変わらない。それでも、強すぎる者が受ける反発という、芸能の世界で古くから繰り返されてきた構図が、ここにも表れているといえよう。大相撲の横綱が土俵を支配すれば「番狂わせ」が待たれるのと同じ心理である。
なお、この日の「ギャル曽根VSチャレンジグルメ」には益田さんのほか、バレーボール元日本代表の米山裕太さん、ダンスグループDA PUMPのKIMIさんも挑戦者として登場したとライブドアニュースが伝えている。挑戦者たちの層の厚さも、女王の立場を一層難しくしている。
女王は再び視聴者の心を掴めるか
大食いの世界は実力一筋、ごまかしの効かぬ舞台である。日々の鍛錬と自己を律する心がなければ、3キロを超える料理を制することはできない。その意味で、ギャル曽根さんが今日まで築き上げた実績は揺るぐものではない。
問題は、実力以外の部分、すなわち人との接し方にある。負けず嫌いの姿勢は美徳でもあるが、それが他者への配慮を欠いた言葉となって表れれば、観る者の心は離れていく。日本の伝統的な価値観が重んじるのは、実力に謙虚さが伴う姿である。
「絶対女王」は、新たなキャラクターを確立し、再び視聴者の心を掴むことができるか。総集編とはいえ女王の黒星がこれほど話題を呼んだ事実は、今なおギャル曽根さんが注目の中心にいることの証でもある。
よくある質問
ギャル曽根は本当に2週連続で負けたのですか?
見かけ上はそう映りましたが、11月2日の放送は過去の対決を集めた総集編でした。敗れたちらし寿司対決は今年4月に、パスタ対決は3月9日に行われたものです。
ちらし寿司対決で勝ったのは誰ですか?
お笑いコンビ・カゲヤマの益田康平さんです。ギャル曽根さんは残り一口まで迫りましたが、わずかな差で完食を先行されました。
なぜギャル曽根の負けを喜ぶ視聴者がいるのですか?
関係者によれば、これまでの負けず嫌いな振る舞いや直球発言による炎上が積み重なり、敗北を望む視聴者が生まれたとみられています。
